浮気は治らない【浮気体験談/女性30代前半】
私は恋愛体質で、好きになった人に対しては、かなり盲目的になりやすいタイプでした。
従順で、彼の言うことにはほとんど首を縦に頷く、きっと男性にとっては都合の良い女だったことでしょう。
そのため、相手の隠し事や、まして「浮気や不倫」のことなど、鈍感で絶対に気付かないであろうと思っていました。
しかし、以前お付き合いしていた人で「こんなにもわかりやすいものか」と感じたことがあったので、その時のお話をさせていただきたいと思います。
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男は分かりやすい
そもそも私は【浮気は絶対に許さない】というタイプではありませんでした。
ただ、もし浮気をするのであれば、絶対にバレないようにして、最後の最後、墓まで持っていってくれたらそれで良かったのです、バレなければ、私にとってはそれは無かったことと同じなので。
当時お付き合いをしていた彼は3つ年上でした、20歳前半の自分からすれば随分大人に見えて、私の一目ぼれでした。
そして相手も年下好きだっということや、共通の趣味があり、すぐに意気投合、お付き合いするのに時間はかかりませんでした。
お互いに恋愛にマメな性格だったため、連絡も頻繁にとっており、会う回数も家が遠いわりには多かったように思います。
しかし、交際してから1年半くらいを過ぎた頃から、突然相手の態度が変わったのです。
それまでにも幾度となく喧嘩もしたし、別れの危機もありましたが、それとは明らかに様子が違います。
何より一番変わったのは、夜の営みの回数です、マンネリ化というよりは、全く興味が無い感じでした。
それには、さすがに鈍感な私でも勘づきました。
連絡も減り、会っても常によそよそしい態度、そして全く求められない身体。
嫌でも分かります、分かってしまうものなのです。
そのとき初めて、男性はこんなに分かりやすいものかと痛感しました。
この関係を長引かせたくなかった私は、率直に「ほかに好きな人ができた?」と聞きました。
しかし、彼は「そんなこと無い」の一点張り。
結局その日はモヤモヤしたまま共に一晩過ごしましたが、彼が寝ている間にメールの着信がきました。
浮気男の懺悔は無意味
当時の彼の携帯電話は、スライド式なので画面が丸見えで、送信元の名前と内容の一部がはっきりと写っていました。(ツメが甘すぎます)
彼は浮気をしていた上に「ほかに好きな人はいない」と嘘を吐いたのです。
すでに呆れた私は、その日以降もう彼に連絡することもせず、とくに問い詰めることもしませんでした。
するとある日、彼から電話が来て、真剣な話があると言われました。
内心「おせーよ!」と思いながら聞いていると、漸く別の女性と関係を持っていたと告白してきました。
「私とは終わりにしたいってことだよね?」と、私は聞きました、悲しかったけど、これでようやく解放されるんだと、少し複雑な気持ちでした。
しかし、彼は私との交際はまだ続けたいと言ってきたのです。
「俺は懺悔をして生まれ変わりたい。努力して○○の信用を取り戻すから!」
なんて勝手な男だろうと思いました。
こっちは気付きたくない浮気を態度で示され、今勝手に懺悔をされたことで、知りたくない事実も知ってしまった、ましてや最初に浮気について聞いた時には、嘘まで吐かれているのです。
こんな男をどうやって信用できるというのでしょうか。
自分は正直に話したことによってスッキリしたのかもしれないけど、こっちは傷つけられ、不信感だけしか残りませんでした。
しかし、当時の私は甘く、まだ好きという感情も残っていたので、しばらく様子見ということで関係を続けましたが、結局浮気相手とも会っていました。
なんかもう、自分の馬鹿さ加減に笑ってしまいました。
浮気男はもう懲り懲り
浮気は、気付かないと思っていても、知りたくないと思っていても、案外分かってしまうものです。
「女の勘は鋭い」といいますが、あながち間違っていないんだろうなと思います。
浮気をする男性は、本当お願いですから、せめてバレないようにやってほしいです。
すぐに顔や態度に出るくらいならやらなきゃいいし、すんなり認めて別れてほしいです。
否定したところで、こちらにはもう不信感しか無いので、その後上手くいくはずがないのです。
私はこの件で、男性に対しての考え方が変わったので、今では良い経験だったかなと思っています。